羽目をはずす

藤井祥弘

羽目というのは、下見のように羽重ねにせず

板を縦または横に平らに張ることをいいます。

この隙間無くきちんと張るべき羽目を

はずしてしまっては、せっかくの建築意匠が

台無しになってしまう事から「苦しい羽目に陥る(破目とも書く)」

といった使い方のように困った場合とか

境遇を意味するようになった。

「羽目に付く」とは、窮境に陥ること。

「羽目をはずす」は、興に乗じて度をはずすこと。

また、荒馬の口にはめる縄のことを「はめ」といい

はめをはずすと馬が暴れ出すところから転じて

「はめをはずす」といえば、調子に乗った行動をすることを

意味するようになったという説もあります。